ラリトプル（美の都）の別名を持つ、ネワール族の古都です。パタンのダルバール広場は、すばらしい中世芸術の一例を示すものです。カトマンズ盆地に、マッラの３王国が存在していた時代に都として栄え、今もなお、その当時の名残を見ることができます。
カトマンズ盆地に都市文明を築いたネワール族が多く住み、昔から芸術の町として知られています。彫刻・絵画などの工芸の町でもあります。石造建築の傑作クリシュナ寺院は、ヒンズー教の叙事詩マハバラタとラーマヤーナのネパール語の説明についた場面が彫られています。この独特なモニュメントは、広場で際立っています。その他、ゴールデンテンプル、クンベシュワール寺院（五重塔）、マチェンドラナート寺院、マハボーダ寺院（大塔）と、みどころはたくさんあります。
観光スポット
ダルバール広場 Durbar Square
広場には、旧王宮や多くの寺院が並んでいます。
左の写真はクリシュナ寺院でネパールではあまり見ない、石造りの寺院です。また、旧王宮にある建物の多くは、カトマンズやバクタプルより古い建物です。その他にも、ハリ・シャンカール寺院やタレジュの鐘など多くのネワール形式の伝統的な建物を見ることができます。
一通り広場を散策した後には、カフェ・ド・テンプルで食事やお茶を飲むのがお勧めです。窓側の席を取ることができると、上からダルバール広場をゆっくりと眺めることができます。
ゴールデンテンプル Golden Temple
ダルバール広場より、先に進んだところにあるお寺です。名前の通り、金色に輝く仏教寺院です。このお寺自体は12世紀に建立されましたが、今の建物は19世紀に建てられたものになります。細かな細工があちらこちらで見ることができ、とても見事と感心させられます。なお、寺院の中庭に降りる際には、皮革製品の持ち込みが禁止されております。特に靴やベルトなどは気づいておらず、注意を受けている人もいるので、十分にご注意下さい。
ダルバール広場からゴールデンテンプルへ移動する際には、曼荼羅を描く人などを見たり、昔ながらのネワール族の生活をしている人を見ることができます。それもパタンを訪れる楽しみの一つです。
レストラン
Cafe du Temple
ダルバール広場の一番奥にあるため、ここからはダルバール広場を見渡すことができます。いつも観光を終わった人々で混んでいますが、可能でしたら窓側の席を確保できるとより景色を楽しむことができます。
観光客をターゲットにしているお店ですので、ネパール料理はもちろん、パスタなどの西洋料理、中華料理などが揃っております。
