ジャナクプルは、「ラーマヤナ」の主要舞台となっております。インド国境に近いこともあり、インドの方々も多く訪れます。インドの影響を多く受けている街並みや文化を見ることができます。
見所としては、ネパールで唯一のムガール様式で作られたジャナキ寺院やその隣のラム・ジャナキ結婚寺院など多くの寺院があります。また、ジャナクプルには多くの池があり、それぞれの池には何かしらの物語が伝えられています。
ジャナクプルには、ネパール唯一の鉄道があります。昔は、線路幅も狭くかわいい小型列車が走っていました。それはそれで趣があって良かったです。2022年に線路幅拡張工事などを行い、新しくオープンしました。列車も新しくなり、日本などの鉄道に近くなりました。1日2便のみの運行になっておりますが、現地の人がインドに行くのに利用しており、特に2等車はいつも混んでおります。一方、エアコン付きの1等車はそれほど混んでおりません。
郊外には、ネパールのカトマンズやポカラと異なった昔ながらの生活を見たり、「Dhanush Mandir – Dhanushadham」など趣のある寺院を見ることができます。また、インドとの国境に近く多くのトラックが行き来する様子から、ネパールとインドの関係の深さも感じられます。
初めてネパールを訪れた方は、他に優先したい観光地があり、なかなか訪れることはないかもしれません。この街には新しい発見も多数ありますので、2回目以降ネパールへ来られた方は、ぜひ訪れることも検討してみて下さい。
観光スポット
ジャナキ寺院
ジャナカ王の娘シータを祀っている寺院です。ネパール唯一ムガール様式の寺院は、イスラム教の寺院と勘違いするかもしれませんが、ヒンズー教の寺院です。朝と夕方のお祈りの時間は非常に込みますが、その時間はネパールらしさも見られます。ぜひ一度訪れてください。
ジャナクプル鉄道
ネパール唯一の鉄道です。2022年に再開されたジャナクプル鉄道では、現在部分開通ではありますが、最終的にはビラトナガルまで建設される予定です。ジャナクプルの駅も立て替えられ、多くの人で賑わっています。列車が来る際に、警察が線路に降りないように見張っているのも日本にはない特徴です。列車が来るときには、乗る人はもちろん、列車を見たい人でホームは大混雑です。
列車にはインドに行くために乗る人が多いです。1等車は、エアコン付きで快適な車内でゆったりと過ごせます。2等車は日本通勤ラッシュみたいに混雑しておりますが、現地の人と触れ合うことができます。車内では、日本の列車と同様に掲示板に次の駅がネパール語と英語で表示され、外国の方にも親切になっております。
Ganga Sagar
ジャナクプルは非常に池が多い街ですが、この池はその中でも大きく有名な池です。夜になると写真のように毎日お祈りが捧げられます。その時には、歌、音楽などが流れてとても厳かな雰囲気になります。その様な場所であるため、現地の人やインド人だけでなく、多くの外国人が訪れ、夜は混雑しております。3人の僧侶がお祈りをするために、3つの祈りをささげる場所が池に作られており、毎日お祈りを見ることができます。
ホテル
Mithila Yatri Niwas
ジャナクプルに最近オープンしたホテルです。建物は従来からあったものをリノヴェーションしていますが、非常にきれいで手入れが行き届いております。観光スポットであるジャナキ寺院まで歩いていくこともでき非常に便利なホテルです。